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2022年 2月号 第146回「日本人は死んだらどうなるの⑥」

副葬品、装飾は死者にとってなくてはならないもの

 今回は古墳時代のお墓の副葬品と石室内部の装飾から日本人の死生観を見てみましょう。
前期の古墳時代は大陸や朝鮮半島の影響からか、石室の中には「鏡」「剣」「甲冑」「馬具」などの鉄・銅・金製品や様々な種類の埴輪や土器類が納められています。
中期以降の「横穴式古墳」には副葬品の他に、石室の中の壁や天井が装飾されたものも出土されています。
これらは全て石室の中に収められる死者にとって不可欠な物だったと考えると、この時代の支配者の死生観が浮かび上がってきます。
もし生きている人々に見せて権力を誇示する為であれば、入り口を密封してしまう石室の中に入れてしまう物ではなく、前方後円墳のような巨大な墳墓を作った方が、適していると考えられます。
したがって石室の中や土中に収められたものは全て「死者の為の物」「死後の世界の必需品」という事になります。
これらの副葬品や装飾が物語る「死後の世界」は「古事記」や「日本書紀」などの神話に反映しているものがあり、民俗として現代に生き続けているものもあります。

  • 埴輪:はにわ
  • 甲冑:かっちゅう

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