2021年 1月号 第133回「お墓とは何か①」
世の中が変わるように、お墓も変わってゆく
皆さん、あけましておめでとうございます。
年の初めからコロナの緊急事態宣言が出るような時に、少しもめでたくない。と言われる方もいらっしゃるでしょうが、世の中が大きく変わる時の生みの苦しみを思い、みんなでがんばりましょう。
世の中が大きく変わると言いましたが、お墓も例外ではなく、ここ何年かで大きく変化しています。
人が亡くなればお葬式をしてお墓に埋葬をする。
お墓が無ければ、お墓を建てて納骨をして供養するのが当たり前だったのが、今ではお葬式をしないで病院から直接火葬場で火葬をしたり、後継ぎがいるのに遺骨を永代供養で合祀したりする方が増えてきました。
長い人類の歴史から見れば現代のように親類縁者を集めてお葬式をしたり、立派な墓石を建てて故人を埋葬している期間はほんのわずかですが、墓石が無くてもお墓は作られ故人やご先祖様に対しての供養は脈々と続けられてきました。
今年のコラムは、日本人にとって「お墓とは何か」「お墓の本質は何か」「お墓文化とは」について私のお墓の師匠である、故・小畠宏允先生に教えていただいた事をご紹介していきたいと思います。
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