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2020年 3月号 第123回「お墓は要るの要らないの?①」

40万年前から受け継がれている、故人を偲ぶ気持ち

最近マスコミを中心にお墓不要論、お葬式不要論がごく普通にされるようになりました。
少し前までは、人が亡くなったらお墓を建てて納骨し、お祀りするのが当たり前の事でしたが、最近は少し事情が変わって来ています。
最近では従来のお墓だけではなく、海洋散骨・合祀墓・宇宙葬など、これまでになかった様々な埋葬(埋蔵)方法が出てきています。
その影響も有り「お墓は要らない」という人も徐々に増えてきました。
はたしてお墓は本当に必要なのでしょうか?必要であれば人間はなぜお墓を建てるのでしょうか。人の起源の事は良く分かりませんが今から約四十万年前に出現されたとされるネアンデルタール人が、亡くなった人を埋葬した初めての人間だと言われています。
いくら知能が発達しているチンパンジーでも亡くなった仲間を埋葬し花を手向けるような行為はしません。数多の動物の中でも人間しか為し得ない行為です。
人類は石器時代から「死」というものを理解し、死者を大切に葬るという習慣が始まり、現在まで脈々と受け継がれているのです。