2022年1月24日 月曜日
多治見市山下町の渡邉地蔵 移転工事②
皆さん、こんにちは。
石政佐藤石材の代表 佐藤豊です。
先日ブログでご紹介させていただいた、多治見市山下町にある「渡邉地蔵」の移転工事の続きについて書こうと思います。
まず、お地蔵様を据え直す前の準備として、2つの加工を施しました。
1つ目は、中央で割れていたというお話を前回したと思いますが、またそこで折れてしまう可能性もあったため、折損防止のためにお地蔵様の下から上まで心棒を入れました。
2つ目は、こちらのお地蔵様の色落としを行いました。お地蔵様には色が付いていたのですが、昔からずっと色が付いていたのではなかったようで、おそらく補修の跡を目立たせなくするために色を塗ったのではないかとのことでした。
下準備が完了したら、いよいよ据付工事に取りかかります。
まず初めにお地蔵様の基礎部分にコンクリートを打設します。通常のお墓より重量があったため、コンクリートにも通常より厚みを持たせて打設しました。
その後基礎コンクリートが十分に固まったら、その上にお地蔵様を据え付けていきます。北市場霊園の合葬式墓地の時と同様に、お地蔵様の下にはベースプレートを取付け、これを基礎コンクリートにボルトで固定することで、転倒防止の役割を担います。
最後に周りに砕石を入れて、均したら工事完了です。
工事を始める前はどうなることかと思いましたが、無事何事もなく終えることができホッとしています。
新しい場所(そこまで距離は以前の場所と離れていませんが)でも、これからずっと地域の皆様のことを見守っていていただきたいなと思います。