2023年9月4日 月曜日
多治見の白山神社で石張り工事(岐阜県多治見市白山町)
皆さん、こんにちは!
今回は、先日多治見市白山町にある白山神社で行った、境内の石張り工事をご紹介させていただきます。
こちらの工事は、いつもお世話になっている建設会社さんから依頼で、設計から施工まで携わらせていただきました。
こちらが工事前の写真です。今回の工事は本殿前と拝殿前の部分の拝石と延石の面積を昇降する参拝客のために広げたいという相談でした。色々なパターンを提案させていただきましたが、今回は既設の延石を一部取り外して、新しい延石を外側に広げその中に拝石を敷設する案で行くこととなりました。
まずはじめに既設の延石を取外し、新しく設置するための基礎工事を行います。ここまでの作業は元請である建設会社さんにお願いをしました。
基礎が十分固まった後、まずはじめに延石を設置し拝石を敷設するための枠を決めていきます。
延石を設置した後はその中に拝石を敷設していきます。既設の拝石はむかしむかしに施工されたものであり、基礎工事も十分でなかったため経年で一部沈んでしまったり、逆に隆起してしまったりで勾配は場所によってまちまちでした。ですので、全体的なバランスを見て1枚1枚勾配を微妙に調整しながら敷設をしていきました。
本殿前の拝石の切り込み加工などは現地で行うと微妙に寸法のズレができてしまう可能性があったため、事前の調査で寸法を確認し工場で加工をしました。自画自賛になってしまいますが、目地の広さ、勾配の付け方など、細かい部分まで設計通りに施工することができました。
普段お参りに行く際に足元を見て歩くことは少ないかと思いますが、今度白山神社に参拝に行った際は足元にも注意していただけると幸いです。