2019年6月13日 木曜日
鳥居の補修工事
皆さん、こんにちは‼︎
営業担当の佐藤裕基です。
昨日は土岐市の区会とお寺から鳥居の補修をしてほしいという依頼がありましたので、現場担当の方と一緒に補修作業に行ってきました。
こちらが区会の方の鳥居なのですが、貫の部分にセメントなどがなく、切り込みにはめ込んでクサビが打ってあるだけだったので、グラグラ動いてしまう状態でした。
ですので、切り込み内にセメントを塗り、クサビを打ち直して目地にもセメント仕上げをしました。これで余程の天災がない限り落ちてしまうということはなくなりました。
次にこちらがお寺の方の鳥居です。こちらは木の伐採中に倒した木が鳥居に当たってしまい笠の部分がずれてしまったそうです。
この状態で落ちないということは柱の部分で固定がしてあるのかな⁇と思いますよね。嘘かと思われるかもしれませんが、実は固定などは特にしてなくホントにただ上に乗ってる状態で、笠の重心の位置の少し外側の部分に柱の天端が来るように設計してあるのだそうです。昔の人はよく考えたなととても感心しました。…それにしても絶妙なバランスを保ってますね。
こちらはズレた笠を元に戻して、区会の方と同様にセメントにて目地補修をしました。
どちらもかなり昔の時期に建てられた鳥居のようで老朽化がすすんでおり、メンテナンスや建て替えの時期だったようです。石も永久的なものでなく、年月とともに老朽化が進んでいくものなので、万が一の場合に備えて、お近くにそういった石の建造物がある方は、一度点検やメンテナンスをされるのがよいかもしれませんね。