2023年12月25日 月曜日
土岐のお墓でお墓のリフォーム工事(岐阜県土岐市定林寺)
皆さん、こんにちは!
今回は先日、土岐市の共同墓地で行ったお墓のリフォーム工事をご紹介させていただきます。
こちらのお客様は、以前弊社でお墓のお仕事をさせていただいたお客様のご紹介でご来店いただき、そのご縁あって今回ご依頼をいただきました。
こちらが工事前の写真です。今回のご相談は、お墓の棹石(一番上の石)に彫ってある○○家之墓という文字を、○○家が含まれない別の文字にしたいというご依頼でした。別の文字にしたい理由としては、今後このお墓を二世帯のお墓として使っていきたいからといった理由でした。
以前はお墓というものは、各世帯で建てるものであるというのが常識のようになっていましたが、今では逆に少子高齢化に伴い1人でいくつものお墓の面倒を見なければならないという問題が出てきました。そこで、そういった場合に複数のお墓を1つにまとめたり、今回のように今ある代々墓を複数の世帯で利用できるかたちに作り変えたりすることで、管理の負担を少しでも減らすようなご提案を弊社ではさせていただいています。
今回の場合、大きく分けて選択肢は3つあり、
①お墓をすべて片付けて一から作り直す
②お墓の棹石だけ新しく作り変える
③お墓の棹石を文字の部分だけ削り直す といった方法があります。
それぞれにメリット、デメリットがあるのですが、それぞれをご説明した後に今回のお客様は ②お墓の棹石だけ新しく作り変える という選択肢を選ばれました。
こちらが工事後の写真です。彫刻できる文字は色々ありますが、今回のお客様は浄土真宗という宗派だったため、正面の文字には「南無阿弥陀佛」という文字を彫刻させていただきました。(彫刻の文字のお話はまた別の機会にゆっくりお話をさせていただきたいと思います。)
お墓の棹石だけ取り替えると石の色がそこだけ変わってしまうというデメリットがあるため、少しでも見た目の違和感がないように、石種の選定は慎重におこないました。写真を見ていただいても分かる通り、そこまでの違和感がなくキレイな仕上がりになったと思います。
これからも地域の墓守りとして、よいお墓づくりをしていきたいと思います!!