2023年5月20日 土曜日
多治見のお墓でお墓づくり工事(岐阜県多治見市本町)
皆さん、こんにちは!
今回は、先日行った多治見市の共同墓地でお墓づくり工事をご紹介させていただきます。
こちらのお客様は、以前より弊社のことをよく知っていただいており、墓所も弊社から近いということから今回ご依頼をいただきました。
こちらが工事前の写真です。元々写真右側の方に見える先祖の方々のお墓が数基あり、途中で写真左側に見える墓誌(亡くなられた方の戒名等の情報を刻むお名前帳)をつくられたそうです。今回、新たに誰か亡くなられた時に納骨するお墓がないのでどうしたらいいか、というご相談でした。
場所は十分にあったので、空いている場所に新しくもう1基墓石を建てる、など色々選択肢はありましたが、今あるお墓の状況などを加味し、今回は、「納骨できる場所がない先祖代々之墓と書いてあるお墓を納骨ができる仕様にリフォームして、離れ小島になっている墓誌と一緒に囲いを設ける」という工事方法をご提案させていただきました。
まずはじめに、古墓を解体し、墓誌の石積を拡張するために石積用の基礎コンクリートを打設します。
基礎コンクリートが十分に固まったら、拡張分の石積、巻石(お墓の周りにある枠石)を設置します。写真奥に見えている四角いロの字になっているのがカロート(地下納骨用の石棺)です。
最後にカロートの上に元々立っていた先祖代々之墓を据付け直し、玉砂利で化粧をして完成です。
今のお墓と違って昔のお墓は土葬が主流であったため、納骨するお墓とお参りするお墓が違っていたり、そのかげんでお墓の下に納骨する場所がないお墓があったりします。今回も新しく建てるという選択肢はありましたが、将来のことを考えて今あるお墓を整理しておきたい、しかしご先祖様が建てたお墓をすべて無くしてしまうのは忍びない、そういったお客様のご意向をもとに、今あるお墓を活かしつつ、極力お手入れの手間がかからない方法をご提案させていただきました。
お墓のリフォームも様々なやり方がありますので、「ちょっと直したい部分がある」などお墓のお悩みごとがございましたら、ぜひ一度石政にご相談ください。
これからもよいお墓づくりをしていきたいと思います!