多治見市の公共施設前で石柱撤去工事（岐阜県多治見市市之倉町）

皆さん、こんにちは！
今回は先日、多治見市の市之倉公民館で行った、石柱の撤去工事をご紹介させていただきます。

今回はいつもお世話になっている、建設会社さんから「公民館前の入口にある石柱が傾いて危ないので撤去したいので、協力していただきたい」と相談があり、ご依頼をいただきました。


石柱は入口の両側に全部で2本あり、地表に約2.3ｍほど突き出している状態でその分地面の中にも数十センチほど埋まっている状態でした。全部抜くのはとても手間のかかる作業だったので、今回、地表面から三十センチくらいのところで切断をすることにしました。

切断するにあたり、そのままの状態で瀬筒団すると石柱が倒れてしまうため、写真の様にクレーン車で石柱は少し吊った状態で切断することにより、転倒防止処置をしました。




切断といってもカッターで切るわけではなく、写真の様に石柱に数ヶ所穴を空け、そこにセリ矢という石を割るためのくさびのようなものをかませ、そのセリ矢をハンマーで叩くことにより石柱を「割る」という作業を行いました。




切断完了後、利用者の方が怪我をしないように尖った部分などをノミとハンマーでバリ取りをして作業完了です。

古い時代に施工した石造物は、地震などで転倒、崩壊する恐れもあるため、もしそういった石造物が身近にありましたら、ぜひ一度ご相談ください。