2022年4月1日 金曜日
多治見のお墓でお墓じまい工事(多治見市高田町)
皆さん、こんにちは!!
営業担当の佐藤裕基です。
先日、私が担当していたお客様のお墓じまい工事が完了いたしました。
こちらのお客様は、本当はお墓を片付けたくなかったそうなのですが、現在施設に入られており、もし急に亡くなった時にお墓が無縁化してしまうことは避けたいと思い、まだ体が動くうちにということで依頼をいただきました。
依頼を受けた時にお客様が「私は父が大好きでした。その大好きな父が眠るお墓を自分がなくしてしまうことにとても抵抗がありますが、お寺の住職さんが石政さんなら大丈夫だよと言ってくれたのでお願いしようと思っています。最後までよろしくお願いします。」と語られました。私自身身につまされる思いで、お客様のためにただ片付けてしまうのではなく、ちゃんと気持ちの整理をしていただけるようにしたい!と感じ仕事に取り掛かりました。
こちらが工事前の写真です。今回は外柵(お墓の外回りの石)から墓石まですべて片付けとなりました。
お墓の近くまでカニクレーンや運搬車が行けたので、比較的スムーズに作業は終了しました。取り上げたお骨は、お寺の永代供養墓に合祀をされるとのことでした。
書類手続きのお手伝いはもちろんのこと、片付ける前のお墓の写真を写真帳にまとめお渡ししたりなど、段階を踏んでいく中でお客様自身の気持ちを整理できるようにできる限り尽力いたしました。
お墓の数だけそれぞれ想い出があり、そのお墓に関わる人達それぞれの思いや考えがあります。どういった選択肢を選ぶことが正解ということはないのですが、我々自身お客様からのヒアリングを通して、できる限り皆様がご納得いただけるようなご供養の方法、お墓の改葬方法をご提案できるよう日々努めています。
当社でも「お墓の継ぎ手がみえない」「お墓が遠方にあり管理が出来なくなるから」などの理由で、お墓じまいの仕事の依頼が増えておりますが、やはりお墓じまいが完了した後のまっさらになった墓所を見ると少しさみしい気持ちになりますね・・・