2022年1月2日 日曜日
厄年の方は必見!? 厄払いと厄除けってなぁに?
あけましておめでとうございます!!
営業担当の佐藤裕基です。
早いものでもう1年が経ち、歳をとるとともに月日の早さを感じる今日この頃です。
新年最初のブログということで今回は、厄年の方必見??「厄払い」と「厄除け」のお話をさせていただきたいと思います
目次
厄払いと厄除けの違いってなぁに?
「厄払い」と「厄除け」の明確な区別というものは実はないそうです。「厄払い」は神社、「厄除け」はお寺というのも聞きますが、両方行っている所もあるそうです。
意味合いとしては、「厄払い」は自分にとって良くないものを追い払ってもらう、「厄除け」は邪気や災厄が寄ってこないようにする、といったニュアンスなのかなぁと思いました。
神社ではどのようなことをやるの?
御神前(ごしんぜん)で大祓詞(おおはらえことば)が唱えられ、知らないうちに溜まった罪や過ち、心身の穢れ(けがれ)を祓います。
大祓詞では日本神話「天つ罪・国つ罪(あまつつみ・くにつつみ)という罪の内容とその罪を祓う方法が唱えられていて、一番最後に「祓へ給ひ清め給う事(はらえたまいきよめたもうこと)という言葉が出てきます。
「お祓い」という言葉は日本神話に登場する国造りの神、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が黄泉の国から戻った時に、体についた穢れを海水で禊払い(みそぎはらい)をしたことが起源とされているそうです。
お寺ではどのようなことをやるの?
皆さんもテレビなどで見たことがあるかなと思いますが、真言宗・天台宗など密教系のお寺で行われる御護摩祈祷(おごまきとう)が有名ですよね。
御護摩祈祷はインド伝来の密教の秘法とされ、御護摩を焚くお堂には、真言宗の場合は不動明王が、天台宗の場合は元三大師(がんざんだいし)がご本尊として鎮座していることが多いようです。
ご本尊の御前には護摩壇(ごまだん)と呼ばれる台が組まれ、黄金色の容器に入った米、麦、豆、胡麻、お香などのお供物が並ぶ中、御護摩と呼ばれる炎が焚かれています。この炎の中に願い事が書かれた護摩木という特別な薪を投入して、厄除けや諸願成就をお祈りしていただきます。
お塩をまくことの意味はあるの?
塩をまくことは日本人にとって比較的馴染みのあることだと思います。私達もお家などを建てる前の地鎮祭のように、お墓を建てる前にお酒とお塩で土地のお清めをすることがあります。
この塩をまくという行為も、先程の話にもありました、日本神話の伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が海水で禊払いをしたことが起源だと言われています。神道(しんとう)では死は穢れとされ、喪が明けるまで神棚を封じることがあるそうです。仏教にはこのような考え方はありませんね。
葬儀でお清めの塩が配られることがあるのは、明治維新で神仏判然令(神仏分離)が下される前、神様も仏様も同じ存在とされていた長い歴史の名残だと言われているそうです。
今年厄年の方もそうでない方も、昨年同様に今年も良い1年を迎えられることを心よりお祈りしています!!