2021年8月1日 日曜日
供養の豆知識 ~打ち上げ花火と供養の関係性とは~
皆さん、こんにちは!!
営業担当の佐藤裕基です。
今日から8月に入り、最近は夕立のおかげで夜は少し涼しいですが、まだまだ暑い日が続きますね。
8/1が何の日か調べてみたところ、「花火の日」とされており、これは1967年に制定され、1948年のこの日に戦時中に禁止されていた花火が解禁されたことによるそうです。
ところで、夏の風物詩とも言えるこの花火、実は供養と意外な関係性があることをご存知でしょうか。今日は、そんな花火と供養の関係性についてお話したいと思います。
目次
花火っていつぐらいからあるの?
花火の歴史はとても古く、日本では1543年に鉄砲が伝来し、火薬の技術が普及したことで、16世紀頃には花火が鑑賞されていたと言われているそうです。そして江戸時代頃には今の打ち上げ花火と同じような文化がすでにあったそうで、花火の時の定番のかけ声、「鍵屋」「玉屋」。これは当時の有名な花火師が隅田川でその技術を競い合ったことから来ているそうです。
明治時代になると、より最新の火薬が入荷できるようになり、より大きくそしてより鮮やかな花火が作れるようになったそうです。今では全国各地で花火大会が行われており、地域ごとで特徴的な花火が楽しめるまさに夏の風物詩となりました。
打ち上げ花火と供養の関係性って?
日本で夏に花火を上げるようになった理由は、「花火には鎮魂の意味がある」とされており、お盆の時期に行うのは、死霊を送るためなんだそうです。
皆さんもご存知の通り、お盆にはご先祖様達の霊があの世から帰ってきて、そしてお盆が終わるとまた戻っていくと言われています。そして、ご先祖様達を送り出す時に、送り火といって火を焚いて送り出すのですが、花火もこの送り火の延長として行われるようになったそうです。
地域によっては、花火大会の開催の目的を「先祖供養」として謳っている地域もあるそうです。送り火として始まった花火の文化が、後世に残る伝統文化になったんですね。
去年と今年はコロナの影響で残念ながら花火大会が中止になってしまう地域が多く、多治見でも打ち上げはあるものの、大体的にではなく打ち上げ場所は非公開で行われるそうです。早くみんなでワイワイと楽しみながら花火が見れる日が来るといいですね。
打ち上げ花火を見た時には、心の片隅でもいいのでご先祖様達に想いを馳せていただければと思います。