2021年7月30日 金曜日
お墓づくりの設計のお仕事
皆さん、こんにちは!!
営業担当の佐藤裕基です。
今日は1日事務所のパソコンとにらめっこをしながら、お墓づくりに携わる設計の仕事を行いました。この設計の仕事がお墓づくりの中で一番楽しく、そして一番大変な仕事なんです。
仕事の内容としては、簡単に言うとお客様のご要望を墓石の設計ソフトを使用して図示していき、何パターンかデザインを検討します。
以前この墓石設計ソフトをご紹介した頃は、入社したてで全然使い方が分かりませんでしたが、今ではもう慣れたもので、図面を書くだけこれくらいなら5分~10分くらいで描けちゃいます!!笑
今回のお客様のお墓のデザインのご要望は、ざっとこんな感じでした。
1. 墓石の下の土台の石は高さを出したい。
2. 玉垣と柱(お墓の周りの石で、お家で言うと塀と門柱のようなものです)を付けたい。
3. 石碑は今すでに建っている周りのお墓の中で、変にならないようにしたい。
しかし、上の写真はお客様のご要望をそのまま図示したものですが、使い勝手の面から言うと、
1. お参りする時に、土台の石が高くて登れないので下でお参りする形になるが、お花立や線香立てまでおそらく手が届かない。(上に登れない=石碑が掃除できない)
2. 玉垣と柱があることで、閉塞感が生まれ窮屈なお墓の印象を受けてしまう。
3. 周りのお墓に合わせて石碑を9寸+蓮華台の形にしたが、おそらく高すぎて上の方の掃除ができない。
※登れないというのは、将来お歳を召された時に登れなくなる可能性が高いという意味です。
と言った弊害が出る恐れがあります。
今ではネットで何でも調べられる時代なので和型、洋型などお墓のデザインの事や、石の色や目合いなど石の種類の事などはお客様もよく勉強されていますが、こういったお参りしやすいお墓の条件はどういったものかという事については知らない方が多く、なかなかお客様のご要望だけを反映していると、後々弊害が出てきてしまうこともあります。
お墓はずっと末代まで使っていただくものですので、デザインの好みや石の好みはもちろんのこと、使い勝手の面も考慮してお墓づくりをご検討されることを弊社ではおすすめしています。