2021年5月5日 水曜日
お墓の彫刻の文字について
皆さん、こんにちは!!
彫刻文字担当の伊佐治です。
本日は、お墓づくりの時に皆さんが疑問に思うことの1つ、お墓に彫る文字についてお話したいと思います。
お墓に彫る文字ってどんなのがあるの?
「○○家之墓」という家名が入った文字が皆さんの中では一般的なイメージだと思いますが、その他にも「先祖代々之墓」、宗派によっては「南無阿弥陀佛」「南無妙法蓮華経」「南無釈迦牟尼佛」など家名が入らないものもあるんですよ。
最近は今あるお墓を二世帯墓にリフォームしたいということで、和型墓石でも○○家之墓と刻まれた棹石(お墓の一番上の石)を家名のない彫刻を刻んだ棹石に取替えられる方も増えてきていますね。
また、洋型やデザイン型のお墓などでは、好きな文字や柄を彫刻したりされる方も多くみえ、その場合は実は文字も一件一件オーダーメイドで作っているんです。
お水鉢や花立がある形のお墓の場合、ご家紋や花柄を彫ったりすることもあります。いずれも彫る彫らないは皆さんの自由なので、ご希望があれば何でも言ってください。
亡くなった人の名前(戒名・法名・諡他)はどこに彫るの?
亡くなった方の戒名等は棹石(石碑の一番上の石)の両側面あるいは後方に彫刻します。和型墓石の場合このあたりの地域では、後方に建立月と建立者(建てた年月と建てられた方の名前)、両側面に亡くなった方の名前を彫るのが一般的です。
洋型やデザイン型墓石の場合、側面に彫刻できるスペースがない場合が多いので、後方に亡くなった方の名前を彫り、建立月と建立者は下の台石に彫刻することが多いですね。
墓石自体に彫らず墓誌を作ってそちらに彫刻することもできます。どちらかというと最近は初めから墓誌を作ってそちらに彫刻をされる方の方が増えてきましたね。
彫刻の出来栄えで同じお墓でも印象がだいぶ変わってくるので、文字のバランスと大きさにはこだわって、これからも皆さんのお墓づくりに携わっていければと思います!!