2020年6月10日 水曜日
仏教の三密とは
みなさん こんにちは
石政佐藤石材の代表 佐藤豊 です。
現在猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症。終息するまでは、特に密集・密接・密閉の「三密」に注意して生活する必要があり、弊社でも常時マスク着用や事務所・展示場の常時換気など3密にならないように注意をしています。
「三密」といえば仏教にも「三密」があり、こちらは「三つの密が大切」だと言われています。
仏教(真言宗)の「三密」とは
①身密(しんみつ) 身=からだ(行動)
②口密(くみつ) 口=くち(言葉・発言)
③意密(いみつ) 意=こころ(考え) を言います。
具体的にお話しますと、
①身密とは・・・
◆自分の行動を見直し、大事なものを見極める
◆自分勝手な行動、自分さえよければという気持ちで行動しない
◆一日一回は笑う、手を洗い身を清める
②口密とは・・・
◆自分の言動を見直し、正す
◆他人の悪口を言わない、SNSなどに書き込まない
◆うがいをしっかりし、口を清める
③意密とは・・・
◆毎日1分だけでも自分のこころを見つめる時間をつくる
◆自分だけではなく他人にも気配りをし、行動に移せることは移す
◆深呼吸をしてこころを落ち着かせる
などです。
かたや避けるべき距離の「三密」、もう一方で、守るべき自分の心の「三密」、同じ「三密」でもまったく違いますね。
しかしどちらも生きていく上でとても大切な「三密」です。
人と人とは距離的に近くに居なくても、大切な人とはいつも心と心でつながっています。今回のコロナウイルスの影響で、物理的な距離は離れなくてはならなくなりましたが、逆に人の心や気持ちというものは密接でありたいと思います。
自分と大切な人、生きとし生けるすべてを守るために、自分ができる事を大切にして、それぞれの「三密」を心に留めて生活していきたいものです。