皆さん、こんにちは!!
営業担当の佐藤裕基です。
今回は、先日私が担当していたお客様のお墓のリフォーム工事をご紹介させていただきます。
こちらのお客様は土岐市の寺院墓地にお墓があり、お墓を建ててから10年以上経っているのですが、お墓の後ろ側の地面に穴が空いてしまったため、お墓が倒れてしまう前にどうにかしてほしいとの依頼でした。
一件何も異常がなさそうですが、お墓の後ろに60cm以上の深さの穴が空いていました。そこで今回は一度お墓をすべて取外し、地面を掘削して原因を調べ、改善をするという工事を行いました。
こちらが掘削した状況です。お墓の下には基礎コンクリートが打設してありましたが、その下は山砂で埋め戻されており、その砂が土留めの水抜き穴から外に流れ出たことにより穴が空いていたことが判明しました。(機械が入りづらい場所だったため、職人さんには人力で約90cmも掘ってもらいました。寒い中ありがとうございました!!)
その水抜き穴を塞ぐことも検討しましたが、そこを塞いでしまうと地下水が流れ出るところがなくなり、墓所内に水が溜まってしまう恐れがあったため、今回は元々の砂を砕石に入れ替える方法にしました。(水抜き穴の大きさより砕石の方が粒度が大きく、外に流れ出る心配がなくなるため)
砕石を埋め戻しながらこまめに転圧を繰り返し、少し過剰気味に通常より厚めかつ広めに基礎コンクリートを打設しました。
ここからはいつものお墓の工事同様、巻石(お墓のまわりの石)、墓石の順に耐震用接着材を使用しながら据付けていきます。
最後に、流れ出てしまい足りなくなったお墓の砂利を補充して完了です。
パッと見はどこが変わったか分かりませんが、土台(基礎)がしっかりしこれでお墓が傾く心配はなくなりそうです。
何事もやはり土台(基礎)が大事、そう改めて感じさせられた工事でした。