2019年12月3日 火曜日
観音様のクリーニング
みなさん、こんにちは!!
石政の現場担当の水野です。
先日、いつもお世話になっているお寺さんの永代供養墓と、そこに設置してある観音様が水垢等で汚れが溜まっていたため、クリーニング作業を行いました。
昨年別のお寺さんの観音様をクリーニングした時もそうでしたが、蓮華台の細かな部分に汚れがたまりやすく、あまり強くこすってしまうと傷ついてしまうため、少し手こずりましたが、新品同様の綺麗さに仕上がりました。
この写真を見て、「手前の方の参道部分に敷いてある石がまだ汚れているじゃないか」と思われた方もみえるかと思いますが、こちらの部分はむしり仕上げ(ざっくりと説明するとノミとセットウでノミ痕をつけていき、石をむしり取ったような感じになる加工のことです。)の敷石を設置しており、新品の時よりもこのように苔むした感じの方が味があり、まわりの景観に合っているため、あえてクリーニングはしませんでした。
何でも汚れたからきれいにすればいいわけでなく、石の種類や加工の仕方、またまわりのシチュエーションによっては、時代の経過とともに苔むしたり風化することによってだんだんと素材の良さが引き立ってくるものもあり、あらためて石というものの奥深さを感じました。
皆さんも近くに立ち寄った際はぜひキレイになった観音様を見てあげてくださいね。