2019年7月5日 金曜日
法華経不断読誦会及び歓喜天浴油祈願
皆さん こんにちは
石政の代表 佐藤豊です。
先日、懇意にしているお寺さまで「法華経不断読誦会及び歓喜天浴油祈願」があったので参加してきました。
略して、この「不断経」とは日頃は長くて唱える事の出来難い経典を代わる代わる交代で途切れることなく読み上げて読破する事を言うそうです。一般的には「大般若経」や「法華経」などの長い経典を108時間交代で読誦し続けることで「先亡諸精霊への廻向」「願望成就の祈願」「懺悔積徳の修行」など、大きな功徳が得られるそうです。
年に一度、この頃に行われますが、今年で3年目の参加です。
昼間は仕事で出られないので、毎回真夜中が担当時間で、今年は午前2時から1時間と午前4時から1時間受け持ちました。
ここは真言宗のお寺なので中央に護摩を焚く場所が有り、その奥にお不動様がお見えになります。
真夜中、ひとりで、灯明の明かりしかない中、無心に木魚をたたき、内容など全然分からない法華経を唱えていると、ふっと意識が飛ぶ事が有ります。これが「不断経ハイ」なんでしょうね。
ある人は、誰もいないはずのお堂の中に誰かが近くまで寄ってきた。という人もいます。
不幸か幸いか、私はお墓の仕事をしていて日常他人の火葬骨を触ったり、夜暗くなってからお墓へ行ったりもしますが、そういうたぐいの物は見た事が有りません。
父親が若くして亡くなっているので、たまには出てきたら昔の話でも聞きたいと思っているのに残念です。
恐山のイタコさんにでも口寄せしてもらおうかな。
そんなわけで、真夜中から明け方までお経づくしの一晩を過ごし、帰る時には爽やかな朝日が昇っていました。