2018年11月7日 水曜日
研修生随時3級試験
皆さん、お早うございます。
石政佐藤石材の代表 佐藤豊です。
今日は外国人研修生の随時3級試験の試験官として多治見市笠原町に来ています。
この随時3級試験と言うのは石材加工の研修生の研修期間は基本的には3年なのですが、3年目にこの試験を受けて合格すると2年延長が出来て5年研修(日本で稼ぐ)ことが出来るようになるそうです。
内容は、図面通りに石を加工するのですが、今時日本人の石屋でも出来る人が少ない、ビシャン加工、タタキ仕上げ、セットウとノミだけで加工する薬研彫りなどです。
特に手作業の薬研彫りは大変です。
時間内にこの薬研彫りを3本も仕上げなくてはならないので、研修生は必死です。
こちらは前回の試験で1番うまく出来た研修生の作った物です。見本として置いてあります。
昔は石屋の職人だったら当たり前に出来ていた物ですが、今は出来る人が激減していると思います。どんな業界でも同じでしょうが、日本の職人の技術が消えていくのは寂しいばかりです。