2018年7月31日 火曜日
随時3級技能試験
皆さん こんにちは
石政の代表 佐藤豊です。
昨日、外国人技能実習生対象の随時3級等技能検定の試験官を務めてきました。
この試験は、外国人研修生が研修期間の3年を終えて、本来は故郷に帰るのですが、この試験に合格すると、もう2年研修期間(日本で稼げる期間)が伸ばす事ができる。という試験です。
今回は2人の受験生でしたが、どちらも真剣に課題に取り組んでいます。
課題は石材の加工で、きょうびこんな作業は日本の釘抜き石屋ではやらない作業です。
縁取りをした中に手作業でビシャンを打ち、半分をタタキ仕上げにします。角を一箇所サンダーで太面取りした後、タタキ仕上げをした所に手作業で深さ10mmの薬研彫りで3本ラインを入れます。
自分でもやって見ましたが、流石に手作業の薬研彫りは難しいですね。おまけに材料が安いからなのか、素材はG623なので硬くて目が荒いので細かい作業には向いていません。
研修生は練習してきたのか、制限時間2時間半の所2時間程でなんとか形になりました。
向かって左の子は器用で綺麗に早く出来ました。右の子は焦ったのか薬研彫りの角が結構欠けています。
この欠けでは製品として通用しませんが、一生懸命やっていたので、合格にしました。
残り2年。日本で頑張って働いて下さい。